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外国人受け入れで導入進むタトゥー隠しシール。温泉やプール等で使える [ニュース]

 温泉やプールに行くと「刺青、タトゥーがあるお客様はお断りします」という

表示が貼ってあるのを見かけますよね。

i320.png

温泉、プールでよく見るが…。
http://chiebukuro.travel.yahoo.co.jp/detail/121343...

刺青=暴力団等関係者という認識が日本国内にありましたが、今ではファッション

として、若者にも受け入れられています。

また、最近は観光旅行などで外国人が多数訪日し、温泉に入るのを楽しみにしてい

ます。

そこでブレーキをかけているのが先ほどの「刺青、タトゥーお断り」の表示です。

この問題を解決しようと、今年4月に総合リゾート運営会社の星野リゾートが、

10月から配布する専用シールで隠せる場合に入浴を認めることを発表しました。

 この発表以来、タトゥーカバーシールやタトゥーカバーステッカー、ファンデー

ションシール等と呼ばれるタトゥー隠しシールが注目を集めています。



肌と同じ色で粘着力が強い耐水性のシールをタトゥーの上に貼ることでタトゥーを

隠すようになっているもので、輸入品も含めて複数種類あるそうです。

温泉やスパ、プールや海水浴場、スポーツクラブなどで使われているようです。

このシールのうちの一つ「タトゥーカバーAQUA」を企画販売している株式会社ALAE

の担当者によると、「今年の春先から、目に見えて問い合わせや取引が増えています」

との事。


「タトゥーカバーという商品は2011年に企画をはじめ、2013年1月から店舗販売を

スタートしました。今ではドンキホーテヴィレッジヴァンガードの店頭にあります。

きっと必要だと思われる施設へ営業しても、以前はどこも反応が小さかった。

最近では競合商品も増え、施設側から必要だと言われることが増えました。外国人観光

客が増えた事、星野リゾートがシールで対応して受け入れを始めると発表したのが

きっかけですね」

tatton-1.jpg

タトゥー隠しシール「タトゥーカバーAQUA」
http://item.rakuten.co.jp/ledione/tatton/
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 刺青は江戸時代に罪人のしるしとしてしようされ、反社会的団体に所属する人間が

しているという特徴的なものだったこともあり、日本の温泉などでは刺青やタトゥー

のある来場者を断る事でトラブルが起きることを未然に防ぐ対応を取ってきました。

しかし、2013年9月にニュージーランドの先住民の女性が民族の風習である刺青を

理由に温泉での入浴を断られた事が波紋を広げた。そして、刺青は文化的背景によって

様々な意味を持つものという、当たり前の議論がようやく始まりました。

EntryImage.jpg

刺青きれいだけど、ちょっと怖いかも
http://www.dclog.jp/en/7910205/545666689


 外国人が日本を訪れるにあたり、期待していることを聞くと、

「日本食を食べる事」が69.0%と最も多いが、「温泉入浴」も28.7%にのぼる(観光庁

「訪日外国人の消費動向 平成27年 4ー6月期報告」書調べ)。

政府の観光立国政策によって訪日外国人数は2013年から過去最高を記録し続けており、

東京オリンピックが開催される2020年は2500万人超になる見込みを考えると、見逃せ

ない規模のお客さんの数だ。タトゥーをしている客を断ってたらお客さんが来なくなって

しまう。タトゥーカバーが必要とされるのもうなずける。


 外国人受け入れを理由として導入が進むタトゥー隠しシールだが、最近では日本人でも

タトゥーをしている若者も増えてきているので、このタトゥー隠しシールは日本人にも

重宝されるようになってきている。

背中に花のタトゥーを入れて30代の女性は、3歳の娘と一緒にプールに行くときにシール

を使っているという。

「タトゥーを入れたこと自体は後悔していませんが、なるべく人には見せないようにして

きました。だから温泉とか我慢してきたけど、プールに行きたいと子供に言われて、どう

にかしたいと思ったんです。カバーシールを知ったときはうれしかった。大丈夫とは思う

んですけど、近くで見られるとバレるかもしれないと不安なので着替えやシャワーは壁際

で済ませています。でも、行けないことを思えばそのくらいの不便はなんともないです」

と言っていました。


 日本でも若者を中心にワンポイントを含めると、刺青やタトゥーをファッションとして

取り入れている人は増えています。だからと言って、どこでもその肌を見せられるようには

ならないので、タトゥーを隠すのはお互いを気遣う配慮なのかもしれない。


「年配の方や小さい子供を連れた家族連れの方からは、刺青やタトゥーの肌が見えていると

怖いでしょうし、少なくともさわやかな気持ちにはならないと思います。それに、タトゥー

を入れている人に対するマナーが悪いイメージも強い。だからこそ、タトゥーを入れている

人の側が、自分が楽しむためだけでなく、マナーとしてもカバーシールを使う意味があると

思います」(前出:株式会社ALAE担当者)


 タトゥー隠しシールは温泉やプールなど、肌を見せる場所でのマナーとして定着するか?

タトゥーをしていない人側からいうと、ファッションと思える刺青には何も気にしないの

だけど、明らかに威圧感を感じる刺青はお断りです。


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