インドで堂々と集団カンニング。生徒５２０人が退学。

　なんだかすごいニュースが飛び込んできました。

インド北部のビハール州と言う所にある学校で、

試験でカンニングをした生徒５２０人が退学処分に

なったそうです。

どうです？　すごいでしょ。

　一度に５２０人がカンニングするなんて、日本じゃ

できませんよね。まぁ、やってる人も１人、２人くらい

いるみたいですけど。

それでも試験官の監視の目をどうやってかいくぐるか

そっちに頭を使っているみたいですけど・・・。

　今回のインドの試験は、日本の高校１年生にあたる

１０年生が受ける「１０年生修了試験」と言うもの

らしいです。この試験に合格すると「後期中等教育」に

位置づけられる１１年生に進級できるんですが、

そのために、家族ぐるみで「進級大作戦」が決行された

のです。

但し、その数が半端じゃなかった。

　試験を受ける生徒の家族がカンニングペーパーを手に

校舎をよじ登る写真や、監視役の教師が見て見ぬふりをして

生徒が堂々とカンニングしている映像がネット上に流出し、

インド国内で批判の声が出ているそうです。



カンニングのため校舎によじ登る家族たち
http://newclassic.jp/20874



ここでもよじ登ってます。
http://osharebantyoh.blog.fc2.com/blog-entry-928.h...

　なぜ、そこまでして進級させたいのか？

インドでは受験競争が激しいそうで、都市部では名門大学に

進学するために私立の学校に入れて、塾に通わせる家庭も

少なくないらしいです。

　このように都市部では環境も整っているので、受験対策も

できるんですが、そうでない所では公立高校くらいしか無く、

しかも、予算不足で機能していない所が多くあって、受験に

必要な勉強が受けられない。

　それでも親は進級してほしいと考えます。

そこで「進級大作戦」＝カンニングが実行されたわけです。

なかには、試験官が親から賄賂をもらいカンニングしていても

見て見ぬふりをするなど、当たり前のように行われている

らしいです。

　今回はネットに映像が流出したから騒ぎになっただけで、

これまでにもあったんでしょうね。たぶん。

インドのように広い国だと地域格差も大きいでしょうから

貧富の差もあって、富める者が優遇される社会になって

いるようです。


　それにしても、５２０人とは・・・。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」な～んていうのが

流行りましたが、これやり過ぎでしょ！

みなさん、どう思います？

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